コチョウラン(青)
- Phalaenopsis (blue) -
# 花言葉 #
コチョウラン(青)の花言葉として最も有名なのは「愛」です。 その他にも「尊敬」などの花言葉も一般に広く知られています。
青胡蝶蘭(ブルー胡蝶蘭)は、ラン科ファレノプシス属の胡蝶蘭の中でも特に珍しい「青い花」を持つ品種として注目されている花です。自然界には青い胡蝶蘭は存在しないため、市場に出回っている青胡蝶蘭の多くは、白い胡蝶蘭に特殊な染色技術を施した「染色胡蝶蘭」です。染料を茎から吸い上げさせることで、花びら全体が鮮やかな青や水色に染まり、非常に幻想的で美しい姿を見せてくれます。
花色には濃いロイヤルブルーから、明るいスカイブルー、淡い水色まで、さまざまなトーンがあり、グラデーションやマーブル模様が浮かび上がる品種もあります。光の当たり方によって微妙に表情が変化し、見る角度によって印象が異なるのも魅力のひとつです。珍しい花色であるため、強いインパクトを与えることができ、開店祝いや記念日、特別なイベントの装飾花としても高く評価されています。
花の形は従来の胡蝶蘭と同様、蝶が羽ばたいているような優雅なフォルムを持ち、1本の花茎に10輪前後の花を咲かせるものが一般的です。大輪タイプやミディタイプなどサイズのバリエーションもあり、用途や飾る場所に応じて選ぶことができます。特に白や銀を基調としたシンプルな空間に飾ると、その青さが際立ち、洗練された印象を与えてくれます。
青胡蝶蘭は「染色花」であるため、次に咲く花は基本的に元の白色に戻ります。そのため、観賞の目的やギフトとして楽しむのが主であり、育てて青い花を再び咲かせることはできません。ただし、通常の胡蝶蘭と同じように管理すれば、花が終わったあとも葉や株を元気に保ち、再び白い花を咲かせることが可能です。
育て方は一般的な胡蝶蘭と変わらず、直射日光を避けた明るい室内に置き、風通しの良い場所で管理します。水やりは表面のミズゴケやバークが乾いてからたっぷりと与え、過湿には注意が必要です。寒さに弱いため、最低気温は15℃以上を保ち、乾燥しすぎる環境では葉水などで適度な湿度を保つとよいでしょう。
青胡蝶蘭は、希少性と美しさ、話題性を兼ね備えた特別な花です。その神秘的で幻想的な青色は、他にはない存在感を放ち、大切な人への特別な贈り物や、特別な空間の演出にぴったりです。目を引く美しさでありながら、胡蝶蘭らしい上品さも失わない、まさに特別なシーンにふさわしい花といえるでしょう。
正しい花言葉はどれ?
花言葉に公式は存在せず、ゆえに正解もありません。
「なら、しいて言うなら何?」に対する答えが、ご紹介した花言葉です。
当サイトでは公開されている花言葉をデータベース化し、重複の多かった順に紹介しています。