セリの花言葉一覧 | otanjoubi.jp

セリの花言葉として最も有名なのは「清廉で高潔」です。 その他にも「貧しくても高潔」などの花言葉も一般に広く知られています。

また、セリは「1月7日」「1月11日」「1月12日」の誕生花としても有名です。

セリ（芹、学名：Oenanthe javanica）は、セリ科セリ属の多年草で、日本をはじめ東アジアに広く分布する山菜・野草のひとつです。古くから食用・薬用として親しまれており、特に日本では「春の七草」のひとつとして有名で、1月7日の七草粥には欠かせない存在です。名前の由来は、群生して生える様子から「競り合うように伸びる」ことに由来すると言われています。

セリは、地際から細い茎を立ち上げ、3～5枚に分かれた複葉のやわらかい葉を茂らせます。葉や茎にはさわやかな香りがあり、特に春先の若芽は風味豊かで、山菜として重宝されます。おひたしや和え物、鍋料理、七草粥などの食材として使われ、シャキシャキとした食感とほどよい苦みが春の味覚として親しまれています。

4月から6月にかけて、茎の先端に小さな白い花を多数咲かせます。花は5弁で、傘のように広がる「散形花序（さんけいかじょ）」を形成し、群生すると白い花が水辺に浮かぶように見える美しい光景をつくります。花後には細長い種子ができ、自然にこぼれて繁殖します。

湿った場所を好む植物で、小川の縁や田んぼのあぜ道、湿地などに自生しています。家庭で栽培する際には、プランターで湿り気のある土を用い、浅めの水を張っておくとよく育ちます。日当たりのよい場所で、常に土が湿っているように管理すれば、初心者でも育てやすい野草です。地下茎で広がりやすいため、地植えでは広がりすぎに注意が必要です。

セリには、ビタミンCやミネラル、食物繊維が豊富に含まれており、古くから解毒や利尿作用があるとされ、民間薬としても利用されてきました。ただし、見た目の似ている有毒植物（ドクゼリなど）もあるため、野生のものを採取して食用にする際には、しっかりと見分ける知識が必要です。

セリは、春の風物詩として食卓を彩るだけでなく、水辺や湿地の景観をつくる植物としても魅力的です。自然な姿を生かしたナチュラルガーデンやビオトープ、水辺の植物としても人気があり、見た目にも涼やかで清潔感のある雰囲気を演出してくれます。